もちろん、優先する項目は人それぞれですし、価値観やライスステージによっても大きく違ってきます。
しかし、何を優先するかを自分の中で明確にして、家族やパートナーと共有しておくことはとても大切です。それがないと、住まいの見た目だけで、流れで選んでしまうようなことにもなりかねません。それは後々、後悔の原因になりえます。
まずは大きな方針・方向性を決める
私が今回の住まい選びで重視したのは以下の点です。- アレルギーの心配があったので、自然素材を活用した温もりを感じる住まい
- 子供たちの気配を感じながら、楽しみながら効率的に家事ができる間取り・構造
- 子育てのサポートが受けられるように実家に近い立地
- スーパーに近く、日常の買い物が身近でできること
ノマドという働き方をしていると、家族との時間もオフィスへ出勤するような働き方と比べて多くなります。ですから、家族で快適に過ごせる環境づくりが一番大きな目標でした。
これまで妻と住まいについて話す機会も多く、旅行先のホテルのレイアウトやインテリア、住まい系の雑誌などを見ては、お互いに考えていることのすり合わせを(無意識に)行っていまいた。
実はいまから振り返ると、これがとても大切なことだったと考えています。
住み替えにあたっては、大まかな指針を家族やパートナーと共有しておいたほうがいいでしょうね。そうしないと、そこから先の具体的なことが決められません。リフォームに使う素材一つにしても、お互いに納得して選択ができなくなってしまいます。なぜそれを選ぶのか?がしっくりしないというか。
最終的に私たちは、上に挙げた大目標を突き詰めると、既存のnLDKという枠組みでは理想を追求できないのではないか?と考えるようになりました。
それから色々と間取りを見てみたり、住まいを情報を集めるうちに、自然と頭に浮かんできたのが中古マンションのリフォームでした。
マンションという箱を購入し、そこを自分たちの理想にあった間取りに組み直していく。無垢材などの自然素材を取り入れて、内装やデザインも自分たちが関与していきます。
そのようにして、住まいづくりの方向性が明確になってきました。
こうして、住まい探しは次の段階に進んでいくのですが、それはまた次回。