昨年の秋に発売されたもので、利用をしていない時はiPadとくっつけて、まるでノートPCのような見た目になるのが特徴です。タブレットがいよいよPCの代わりになるのではないかと巷で言われていますが、TK710はまさにその可能性を感じさせてくれるつくりになっています。
こんな感じにキーボードと密着させて、ノートパソコンのように。 |
そもそもなぜiPad用のキーボードが必要なのか?
原稿やメールの作成など、文章作成に集中する環境を作るという問題意識を強く持つようになりました。文章の構成や組み立てを考えることに集中して、アウトプットの質と量を高めるのが狙いです。普通のPCで作業をしていると、調べ物の途中でWebをみてしまったり、メッセで呼ばれて仕事を中断しなければいけなかったりと、多機能ゆえの難しさも感じていました。
そこで、普段は何かを「見る」「読む」ためだけに利用していたiPadに着目したのがきっかけです。
文章を作成することに特化したポメラみたいな感じをイメージしたというのが正しいかもしれません。
どんなシーンで活用する?
いま考えているのは、主に文章を作成する仕事です。メールの作成・返信やブログ執筆(原稿執筆)が喫緊の課題です。それ以外にも、HTMLやCSSのコーディング業務もiPadでこなせないかと考えています。
こうした業務はひたすら文字を入力する作業と言えますが、頭の中で構成を組み立てながら遂行しなければなりません。
構成を組み立る作業は、クリエイティブな仕事であると同時に、集中力が求められます。そのため、PCで色々な中断の要素が入ると、仕事のクオリティの悪化にもつながりかねません。
そこを改善したいというのがそもそもの目的だったわけです。
溝にiPadを立てて使います |
TK710の良いところ
実際使ってみると非常に便利。僕自身、この手のキーボードは初めてなので他との比較ができないのが残念ですが、通常のPCに文字を入力してるときのように違和感なく利用できました。
実際に使ってみて良かったところは・・・
◎Bluetoothが遅延なく使える。まあ、当たり前ですが・・・
◎キーボードのショートカットキーが豊富(ホームボタンなど便利)
◎手に馴染むフィット感。ちょうどいいサイズ
◎マグネットによる密着具合が良い。ノートパソコンのようなコンパクトさは侮れない
◎薄いので従来のiPadケースにも入る。ただし、ぱつぱつ。格好良いMacBook Air用のケースでも購入しようかな。
◎縦においても大丈夫。安定性もあって、Evernoteでの原稿書きやメール作成など、テキスト入力画面を広くとりたいときに良い。
縦置きも大丈夫。一度だけ、うまくはまらずにiPadが倒れてしまいましたが・・・ |
使ってみての時の課題
ただし、いくつかの課題もありました。・Macのキーボードに慣れない。これは私個人の問題ですが、普段はWindows用のキーボードをつかているので、独特の配列に正直まだ戸惑っております。まあ、慣れの問題です。
・iOSの辞書がGoogle日本語入力なみの力量にアップすれば・・・
・アプリごとにショートカットキーを設定したい
最後の二つは、キーボードの問題というよりも、iOSの課題です。
キーボードを使わなくてもよいのがiPadの良さであるので、そもそも亜流の使い方ではあるのは認識しているのですが、今後の改善に淡い期待です。