ライブラリーを作りたい
昨年12月に自宅近くにアトリエと称した事務所をオープンしました。(アトリエでの働き方についてはおいおいお話します)
アトリエを開くにあたっては、書籍を収めるライブラリーを構築したいという思いがありました。本棚というのは、その人の問題意識を反映していて、自分の鏡のような役割を果たします。使い勝手がよく、本がスッキリ収まる大型の本棚を探していました。
今回、本棚に求める要件は、横幅が140センチほどで高さは腰くらいまで、木のぬくもりをもった温かみのあるもの。ところが、既成品だとデザインと機能の両面で、なかなかピッタリのものが見つかりません。
無印良品でだいたい似たようなものがありました。価格は25,000円ほど。
デザイン的にも悪くありませんし、オーク材を利用しているということでクオリティも高いです。ただ、奥行きが28.5cm、高さが120cm(横に寝かせて使うことを前提)と、大きさの要件を満たせませんでした。(大判の写真集なども納めるので、奥行きは35cmほど必要)
そこで既成品を諦めて、自作に挑戦することにしました。
色々と考えたのですが、今後アトリエのレイアウトを自由に変更する余地を残すため、天板とキューブボックスを重ねただけのお手軽DIYにすることをに決定。強度は脆いですが、当初の要件は満たせるのではないかと。
雰囲気に合う天板を選ぶ
そこで、まずは天板を購入することに。DIYの世界はまったくの初心者で不安でしたが、1センチ単位でカスタマイズできるショップを発見。加工もお任せできるので、マルトクショップで発注をすることにしました。
天板といっても、素材をどうするか?無垢材か集合材か?など考えなければならず、まったく初めての経験。予算的に今回は集合材にすることは決まっていましたが、最後までヒノキかゴム材かで迷いました。
迷った挙句にゴム材を選択。こちらを3枚購入 |
最後まで悩みましたが、今回は実験的な意味合いもあるのでコストが安いゴム材を選択しました。
サイズは厚さ3cm、奥行き35cm、幅140cm。オプションは以下のように設定をしました。
- 面取[A]:糸面加工+磨き
- 面取[B]:糸面加工+磨き
- 面取[D]:糸面加工+磨き
- 用途:三方向使用
キューブボックスのチョイスで悩む
次に、天板の間にならべてそれらを支えるためのキューブボックスですが、これを探すのが意外と大変でした。天板と同じような素材で、サイズがしっくりくるものはなく、最終的にたどり着いたのがこれ。木箱 組み立てキット ウッドシェルフ レコードラック
これがかなりはまりました!
1980円で4つ購入することに。
金槌で釘を打ち付けて自作するタイプのものです。
素材の色合いはゴム材の天板と似ています |
最初の1つを作るのは大変でしたが、2つ目以降は順調に作れました。
「女性でも15分で作れる」と説明書に書いてありましたが、確かになれればそれくらいでできそう。ただ、最初の1つを作るのは僕も30分くらいかかってしまいました…
ちなみに、サイズの関係で背板を付けずに、完成としました。
昼休みにアトリエで弁当を食べつつ空き時間にコツコツと作り上げていったので、完成までは1週間程かかってしまいました。次回は完成した本棚をご紹介したいと思います。