タブレットやスマートフォンでは必ずしも紙面で閲覧するのが見やすいというわけではないのですが、そのメディアが持つ視点(perspectives)が一目瞭然というメリットもあります。見出しの大きさやレイアウトによって、その新聞の立ち位置がはっきりしてくるためです。
そこで、今回はスマートフォンとタブレットで紙面ビューアを試してみました。
スマートフォン~iPhoneの場合
閲覧環境はiPhone4S、OSは相変わらずiOS5.1.1です。結論から言うと、紙面の雰囲気を味わえますが、画面の制約上、読むのが困難という印象。紙面ビューアモードではなくて、結局は通常のテキストモードでの閲覧が良さそうだという判断に。
↑
アプリを開くと最初に「24時刊」(意味が分かりづらいですが、要は最新ニュース)が表示されるので、フッタの「紙面」をクリック。
↑
その日の一面が表示されます。
うーん、この大きさだと見出しを読み取るだけで精一杯か。
↑
紙面ビューアで記事をタップするとその部分が強調表示されます。
↑
強調表示された状態で、タップすると通常の記事モードに。
↑
ちなみに、紙面ビューアでピンチして拡大するとこんな感じ。
Retina対応していないようで、文字がにじんでしまうのが残念。
また、どうしても閲覧性が落ちてしまうので、この状態で読むのは大変だなという印象。
↑
アプリのトップでフッタの「ページ一覧」をクリックすると、ページ一覧が表示されます。
タブレット~iPadの場合
閲覧環境はiPad3、OSは性懲りもなくiOS5.1.1です。
こちらも結論から言うと、iPadなら紙面ビューアが活用できると思いました。ただ、Retina対応がなされていないため、拡大すると文字がにじんでしまうのが残念。気にしない人もいるかもしれませんが、文字がぼやけて目が疲れます。iPad miniなど、小型のタブレットだとまた違う印象かもしれませんが。
↑
基本操作はスマートフォン版と一緒なので割愛。紙面ビューアを開くとここにこんな感じで表示されます。スマートフォンでは確認しづらかった小見出しまで十分に視認できます。
↑
記事をタップすると拡大&強調表示されます。ここまでくるとタブレットでも十分に読めますね。
ただ、こちらもRetina対応ができていないようで、文字がにじんでしまっています。
↑
強調表示の状況でタップすると通常のテキストモードに移行します。
普通に見る分にはこれが一番見やすいかもしれません。ただ、テキストモードの場合、リード文と本文が同じようになってしまっていて、分かりづらい印象があります。
↑
紙面一覧。だいぶ見やすくなってはいますが、やはりRetina対応が望まれます。文字がはっきり見えれば、紙面一覧からある程度、めぼしいページを検出しやすくなると思われます。
紙面ビューアがタブレットで見れるようになったことで、気軽に新聞を見れるより身近なものになった感じがあります。iOS5.1.1ではアプリの挙動が不安定なことが残念ですが、問題なく読むことができました。紙面の閲覧性はそのままに、コンパクトになって目当ての記事を簡単に読みたいときに便利です。
私は、朝刊のみの購読で、キャンペーンで半年間縛りの月額500円というプランに変更しました。
過去1年分の新聞記事が検索・閲覧できるので、話題のテーマについて流れを追いたい、もっとくわしく知りたいという時に威力を発揮します。例えば、「ネット選挙」の議論の経緯を知りたい、「アベノミクス」の意味を理解したいという時には、そのキーワードで検索することで概要を把握することができます。
新聞不要論も叫ばれている中ですが、これからも新しい活用方法が見つかったら随時ご紹介したいと思います。
ハンドメイドフェルトケース for iPad mini (ブラック) | |
buzz-house design. 売り上げランキング : 5740 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ハンドメイドフェルトケース for iPad(ブラック) | |
buzz-house design. 売り上げランキング : 13704 Amazonで詳しく見る by G-Tools |