2012年8月28日火曜日

スマホでグローバル展開を考えたら押さえておきたい統計資料10選

My iPod Touch 8G with Macbook screen reflection
私が運営しているサイトでグローバル展開を行なっているものがいくつかありまして、英語圏のユーザーに支持をいただいていたりするのですが、次に展開する地域を考える際に、まずはその国の実態を知ることが重要だったりします。

そこで今回は、国別の人口や人口動態を理解するのに活用できる具体的なデータを提供してくれているサイトをいくつかピックアップしてみました。

【各国の人口】
World Population Prospects, the 2010 Revision
国連が公開しているデータ。1950年から現在までの国別の人口の推移がまとめられているほか、2100年までの人口予測も掲載されています。そのため、中国が早ければ2029年には人口減少に転じる(最も遅い予測だと2047年)など、今後の動態を把握することも可能です。エクセルシートで提供されているので、加工して独自の分析を加えるのにも便利。
Excel:http://esa.un.org/unpd/wpp/Excel-Data/DB02_Stock_Indicators/WPP2010_DB2_F01_TOTAL_POPULATION_BOTH_SEXES.XLS

以下のページにはそれ以外に、各国の男女比や、若年層or高齢者層の人口に占める割合など人口に関する統計情報が揃っています。
http://esa.un.org/unpd/wpp/Excel-Data/population.htm


【各国の人口ピラミッド】
International Programs, International Data Base
米商務省の統計局公開のデータ。
サービスを立ち上げる際は、自分のターゲットになる年代がどのくらいのボリュームで存在しているかも重要なデータ。今後将来にわたって、どのように推移していくかの予測値も見れます。以下のページで「Select Report」->「Population Pyramid Graph」を選択。そして、年と国を選べばOK。図のように複数の年を比較することもできます。
http://www.census.gov/population/international/data/idb/informationGateway.php


【各国の言語人口構成】
THE WORLD FACTBOOK - FIELD LISTING :: LANGUAGES
CIAによる詳細なデータ。各国の言語構成や、人口比率などが書かれています。
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2098.html


【世界の母語人口】
世界の母語人口(上位20言語)
文部科学省によるデータ。出典は海外のfactbookなどから。ただし、中国語やポルトガル語などには、内部でバリエーションがあることからも分かるように、この統計は精密なものではないので、まあざっくりとした傾向を理解するという程度に考えておいたほうがいいでしょう。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/015/siryo/06032707/005/001.htm


【国別携帯電話普及率】
世界情報通信事情 携帯電話事情
総務省のページで、出典はICT World Telecommunication/ICT Indicators 2011より。国別の携帯電話加入者数と普及率が分かります。
http://g-ict.soumu.go.jp/item/mobile/index.html


【国別スマートフォン普及率】
OUR MOBILE PLANET 詳細なデータと国別レポートのダウンロード
Googleなどが主導しているっぽいOur Mobile Planetというプロジェクト(?)による各国のスマートフォン普及率や、利用状況に関する資料をグラフ化できる便利なサイト。最近はBRISCを中心にスマートフォンの利用が拡大中というデータもあり。
http://www.thinkwithgoogle.com/mobileplanet/ja/

関連する資料をPDFなどでダウンロードすることもできます。
http://www.thinkwithgoogle.com/mobileplanet/ja/downloads/


【国別モバイルサービス現状】
世界情報通信事情 携帯電話事情
総務省の提供資料。米英独仏、日中韓の「3G事業者」「3G採用規格」「3G市場シェア(全移動電話契約数比)」「LTEへの取り組み」「スマートフォンの供給」の現状が分かります。
http://g-ict.soumu.go.jp/item/advanced_mobile/index.html


【Facebook国別ユーザーランキング】
Facebook Statistics by Country
socialbakersが提供する国別ランキングです。過去からの伸び率なども見ることができるほか、国名をクリックすると年齢別の利用者割合、男女比率を見ることができます。
http://www.socialbakers.com/facebook-statistics/


【Twitter国別アクティブユーザーランキング】
Brazil becomes 2nd country on Twitter, Japan 3rd
Netherlands most active country
フランスのオンラインリサーチ会社Semiocastの記事。Twitterのアクティブユーザー数の国別ランキングが掲載されています。1位はもちろん米国。2位ブラジル、3位日本、4位英国、5位インドネシアの順番で並んでいます。中国が入っていないのは、もちろん本国では禁止されているというのがその理由。
http://semiocast.com/publications/2012_01_31_Brazil_becomes_2nd_country_on_Twitter_superseds_Japan


【Twitter投稿言語ランキング】
Arabic highest growth on Twitter
English expression stabilizes below 40%
1年前のちょっと古いデータです。1位英語、2位日本語、3位ポルトガル語となっていますが、上述のように国別アクティブユーザー数ではブラジルが2位に上昇しています。
http://semiocast.com/publications/2011_11_24_Arabic_highest_growth_on_Twitter