2011年9月22日木曜日
モバイルルーターでワイキキ全体がどこでもWi-fi環境に
8月中旬から9月上旬までの3週間ほど、家族でハワイに滞在してきました。
ホノルルのワイキキエリアに2週間、マウイ島のカアナパリに1週間。7ヶ月の娘の初めての海外旅行ということもあり緊張する場面も多かったですが、無事に帰国することができました。
最近はサーチャージが高騰していますが、円高ということもあり滞在中は全体的にお得感がありました。ワイキキではスターバックスを始め、カフェが充実しているので、ノマドワーキングの拠点として利用する人たちが今後ますます増えていくのではないでしょうか?
さて、その際に気になるのはネット環境だと思います。ハワイには2年ぶりの滞在でしたが、環境整備がずいぶん進んだという印象を受けました。今回は私が利用したサービスと、実際に使ってみた感想をまとめてみました。
モバイルルーター
同僚からの紹介で私が利用したのは、Tech in The CityのWi-fiルーター貸し出しサービスです。
出発前に日本からオンラインで予約。現地に到着後、スタッフが滞在先に届けてくれました。帰国の際は、場所と日時を連絡しておけば引き取りに来てくれます。ワイキキエリアは機器のデリバリーとピックアップを無料で行ってくれるとのことでした。やり取りは英語ですが、スタッフが親切で迅速に対応してくれました。
Tech in The Cityでは各種プランが用意されています。私は持ち運びを考えて「4G WiMAX Mobile Modem w/Personal Wi-Fi HotSpot」をチョイス。これはイーモバイルのPocket Wifiや、WiMAXのモバイルルーターのようなもので、自宅でも外出先でも使えます。
料金
料金プランは、1日 $9.99、1週間 $39.99、1ヶ月 $99.99の三種類。
今回は3週間の滞在だったので1ヶ月のプランで申し込みをしました。現在のレートでは8,000円以下。初期費用や手数料がないことを考えると手頃な料金と言えるでしょう。最近ではドコモ、au、ソフトバンクが海外パケット定額サービスを始めていますが1日2,000円~3,000円ほど。こちらでは1日単位で借りた場合、日本円で800円程度です。
どこでも持ち運べる
Tech in The Cityのモバイルルーターは充電式で持ち運びが可能。そのため、観光中に携帯して、スマートフォンで調べ物をしたり、ツイートしたりなんてこともできます。便利だったのが地図やGoogle翻訳。分からないときは、スマートフォンですぐに調べられるので、ガイドブックを持ち運ぶ必要がなくなります。
隈なく調査をしたわけではないのですが、ワイキキ周辺では電波は問題なく拾うことができました。常時接続にしておくと、だいたい3時間くらい電源は持ちますね(もちろん、バッテリーのへたり具合によって持ち時間は違ってきます)。
同時接続が可能
今回、ノートPC、iPhone、HTC evo、Xpreia acro(妻の携帯)、iPadを持参しましたが、全て同時接続可能でした。同時接続時も、遅さを感じませんでした。日本での環境をそのまま持ち運べるのはアドバンテージですね。
マウイ島でも使える
せっかく長期間ハワイにいるので、マウイ島にも足を伸ばしてみました。
マウイ島のコンドミニアムでもFree Wi-fiが利用できるとのことでしたが、接続ができないリスクも考えてモバイルルーターを一応持参しました。
結局、コンドミニアムのWi-fiが快適だったので杞憂でしたが、Tech in The Cityのルーターも全く問題なし。若干、電波が弱いかなと思いましたが、ストレスを感じるほどではありませんでした。
私が滞在したマウイ島のカアナパリ・エリアはリゾート施設が多くネット環境は充実していましたが、そういうことを考慮することなく滞在先を選べるのは強みです。
カバレッジは十分に広いと思うのですが、別のエリアで使いたい場合は利用可能か事前に聞いてみるといいでしょう。私の場合も、問い合わせに迅速に答えてくれました。
日本を離れても、ノマドワーキングを実践する環境が世界中で構築されつつあると実感した今回の旅行でした。