週刊 東洋経済 2011年 7/16号 [雑誌] | |
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最近はモバイル機器を活用しながらカフェで仕事をする人を見かけることが多くなりました。
スキマ時間を有効に活用しながらノマドワークをする会社員や、そもそもオフィスを持たないフリーランス系ノマドワーカーまで、色々なケースがあるでしょう。
私は3月から6月にかけて初めての大阪暮らしを体験しましたが、イーモバイルやFOMAなどのデータ端末を使えば、いまや日本のほとんどの都市部で仕事ができる環境になりつつあると実感しました。
イギリスなどではテレワークが進んでいて、自宅勤務がワークスタイルとして一般化していると、かつて英会話の先生に聞いたことがありますが、今後、日本でも多様な働き方が進んでいくのは間違いないでしょう。
さらに、今後は必ずしも日本国内に仕事の拠点をとどめておく必要がなくなるのではないかと考えています。もちろん、アメリカ西海岸でICTの最先端に触れながら仕事をするのも良いですが、東南アジアもひとつの選択肢になりえると思い始めています。
生活をするに当たって物価が安いということもありますが、モバイルの普及率の高さ、若年層が豊富な人口比率など、ウェブ関連のビジネスを展開する上で有望な市場であることも拠点としての魅力の一つです。
しかし、地理的に近いにもかかわらず、東南アジアの経済事情・政治情勢に関する情報がなかなか伝わってこないのも事実です。その辺の最新事情を分かりやすく伝えてくれているのが『週刊東洋経済』7/16の「特集 ASEAN」です。
現地の最新情勢を完結にまとめて、メリット・デメリットを手広くレビューしています。経済成長率といった表面的な数字では分からないその「中身」に触れて、各国が抱えるリスクなども解説しています。
私の周囲を見回すと、ノマドワークがグローバルに展開される兆候が見え始めています。自分や家族にとって、どういった環境で暮らし働くことが幸せかという基準で物事を考えれば、多様な選択肢が目の前に広がってくることでしょう。
もちろん多くのリスクも抱えることになりますが、情報を正しく身につけることでリスクを軽減することはできます。今回紹介した『週刊東洋経済』はすでにバックナンバーですが、オンライン書店、大手書店、図書館などで入手可能です。興味がある方はぜひ手にとってみてください。