2011年6月15日水曜日

WIRED(ワイアード)の再スタート第1号


日本版が再スタートを切った「WIRED(ワイアード)」を先日購入しました。
GQ JAPANの増刊号という形での発売になります。



WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊)
WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊)
コンデナスト・ジャパン  2011-06-10
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特集は「テクノロジーはぼくらを幸せにしているか?」

AIやアルゴリズムが進化した世界で生じる事象や課題について、主に米国の事例を中心に紹介されています。その他、スマートグリッドやクラウド音楽など、ウェブと連動したフォーラム企画なども行われています。以前のワイアードを知っている往年のファンも、現在では30代~40代に突入している今、若い人たちをどう巻き込んで発展していくのか個人的には期待しています。


個人的にはチェルノブイリの現在を取材した「チェルノブイリ25年目の”楽園”」に注目をしました。人間の立ち入りが禁止された地域が現在、絶滅を危惧された野生動物の生息地になっていることや、放射能の遺伝的影響に関して科学者の間で(政治的野心も絡んだ)解消しがたい亀裂が走っていることなど、福島第一原発の事故以前にはメディアに取り上げられることのなかった実態が描かれています。

なお、先ほど紹介したチェルノブイリの記事をはじめ、本書の記事のいくつかはウェブ上で公開されています。


◆OUR FUTURE テクノロジーはぼくらを幸せにしているか?
20世紀の科学技術が夢に見た「明るい未来」を、いまぼくらは生きている……はずだが、
想像していた「未来」とはちょっと違わない?
テクノロジーの進化とハピネスの増加。ちゃんと比例しているのか、どうなのか。

- すでに世界はコンピュータが支配している 文/スティーブン・レヴィ
- ウォールストリート、暴走するアルゴリズム
- ぼくのiPhone が17 人を殺したのか?
- 「SNS」という罠 プライバシーが消えてゆく
- Netscape デジタル信号が旅する風景

◆特別取材 US版編集長 クリス・アンダーソンが語る「未来はすでにここにある」

◆WIRED大学 新・教養学部の課題図書50
創刊以来18年、時代の先端を走ってきた雑誌『WIRED』は、どんな考えに影響を受け、
どんな視点から雑誌を作ってきたのか。編集部が選定した10学科計100冊のなかから、
web投票をもとに選出された、WIRED大学「日本校」教養学部の課題図書50冊を一挙公開!
<全学科一覧> ワイアード文化科学的思考・オルタナティブな思考・コンピュータと
デジタルライフ経済とビジネス・近代と社会・システム、ネットワークと情報・科学
と創作・カウンターカルチャー・ギークカルチャー

◆今、ぼくらが気にすべき20の事象
ビジネス、政治、社会の「未来」への鍵がここにある? 2011年、ビジネスマンであれば
知っておかなければならない最新テクノロジーについて20の事柄をピックアップ。
01: 神のみぞ知る、夢のジュークボックスの行方
02: 「キネクトハック」が未来を拓く
03: 「ペイパル・マフィア」が世界を変える!?
04: さらばコードよ、タコ足よ。電気はワイアレスという新常識
05: プラチナバンド争奪戦、行方はいかに
06: ヘッドハンターたちが探し求める新しい「ギーク」のかたち
07: fourspuareとGowallaで「位置情報」ビジネスが過熱する
08: 「防火長城」は新しい「ベルリンの壁」なのか
09: CCTVは「防犯カメラ」か。それとも「監視カメラ」なのか
10: Googleも参入したスマートグリッドに死角なし?
11: レッド・マーケット。ようこそ「臓器」の闇市へ
12: クーポンビジネスとバーゲンジャンキーの経済学
13: クリーンエネルギーは誰を救う?
14: クルマの未来、視界良好?
15: 急速に研究が進む生命科学。もはや生命は、コンピューター上でつくられる?
16: カード詐欺の帝王「アイスマン」が遺した教訓
17: ネットにおける非言語サーヴィスの可能性
18: ETC1.5。その環境は整った
19: 「動画の学校」で世界はみな踊る
20: 摩天楼の売春をめぐる、「ヤバい社会学」


チェルノブイリ 25年目の“楽園”
メルトダウンから25年。いま、チェルノブイリをめぐって激しい科学論争が起きている。
原子炉の周辺区域は、畸形動物が生きる死の森なのか?それとも、絶滅危惧種のための新しい楽園なのか?

AR三兄弟の「未来から来た男」
科学の分野では時に、「どう見てもこの人、未来から来たに違いない」と思わざるをえない、
“ヴィジョナリー”たちに遭遇する。そんな彼らのアタマの中を探るべく、AR技術を駆使して
さまざまな実験的プロジェクトを敢行。果たして彼らは、どれほどの未来からやってきたのか。
- 原島博(東京大学名誉教授。専門はコミュニケーションの基礎を工学的に探ること。)
- 稲見昌彦(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。光学迷彩、五感拡張型インターフェイスなど人間の能力を拡張するシステムを多数開発。)
- 島村英紀(武蔵野学院大学特任教授。専門は、地球物理学。)

◆大野松雄 - 『鉄腕アトム』の音をつくった電子音の怪人

お金の未来 現金、カードはもういらない

◆FBI 暗号解読捜査官の憂鬱

◆ザ・プロトタイプ 20 世紀が見た夢

その”風”が生まれた、理由(ウェブ版:魔法の風を、可視化する)


WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊)
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