Gmailをブラウザで利用している人ならメールの活用の幅が広がる機能です。
- スター
- サブラベル
実験的取り組みを行うGmail Labsからの昇格です。
(1)スター
スターはこれまで黄色の星印のものが1つだけしかありませんでした。
それが、今回は一気に12個に増えて、スターの中身を分類することができるようになりました。
各スターに「要返信」「緊急」「要プリントアウト」「あとで読む」的な役割を与えて、視覚的に管理をすることが可能です。
↑従来のスター。ここをクリックするごとに切り替わります。
↑こんな感じでスターの種類を変更することができます。
通常、メールといえば、仕事をしていると自分には直接関係ないメール、自分に返信が求められているメール、後でプリントアウトすべきメール(ホテルのバウチャーなど)と言ったように、様々なレベルのものが一緒くたに受信トレイに格納されてしまいます。
これらを整理する一つの方法がフォルダ分けです。しかし、ここで挙げた「要プリントアウト」や「要返信」といったものは、その用事が済めばわざわざフォルダに入れておく必要がありません。
そういったアドホックな用途で分類するのに便利なのがこのスター機能です。私は同僚に勧められてLabs時代からこのスターを活用してきました。
私の場合、黄色の星印は「要返信」、青の星は「保存版(アカウントなど)」、赤いビックリマークは「要プリントアウト」、緑のチェックマークは「要経過観察」という使い分けをしています。「保存版」というのは、ウェブサービスのアカウントや、サーバへのログイン情報など、別のドキュメントに後で保存しておくもののことを言います。経過観察というのは、MLなどで自分が返信はしないけれど、進展を注意してみておくべきものです。
これらは、用事が済めばスターを外します。「経過観察」もMLで話題が終了すればスターを外します。スターは一覧で表示ができて、いま自分がどんなアクションをしなければならないかが一目瞭然なので分かりやすいです。黄色と赤色が消えていくごとに、タスクを消化した充実感が得られます。
そうすると、Gmailの「スター」フォルダが自分のタスクトレイの代わりになってくれます。
設定も簡単です。
↑「メール設定」>「全般」>「スター」で、スター1個、スター4個、すべてのスターから選択可能です。
(2)サブラベル
これはGmailの「ラベル」にサブラベルを追加して、メールを階層構造でカテゴライズするものです。Windows Outlookで「フォルダ」に該当する機能を、Gmailでは「ラベル」と呼んでいます。
これまでGmailでは「ラベル」は第1階層までしか作成することができませんでした。
例えば以下のようにメール(or ML)をフォルダ分けが行えませんでした。
・クーポンサイトキックオフ↑設定の方法は簡単でプルダウンメニューから「サブラベルを追加」を選ぶだけ。
・営業企画
・東京
・大阪
・サイト制作
・デザイン
・システム
↑そして、サブラベルの名称を入れます
↑すると、このように「@memo」という「親」に対して、「緊急」という「子」を作成できました。
ただし、ラベルを複雑にすると、設定の手間がかかりますし。どこまで階層化して整理するか、そのバランスを考えながら利用することが大切です。