7つの制約にしばられない生き方 | |
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「もし、今のあなたの生活に何の制約もなければ、どんなライフスタイルを送っていると思いますか?」
筆者の本田直之さんが行った、Twitter上での問いかけです。
多くの人は制約を受けながら生活をしているとは考えていないと思います。特に大きな不都合を感じていないし、仕事もしていれば何かにしばれているという感覚を持つことはないのではないでしょうか。
しかし、本書を読み進めるうちに、「制約」とは、私たちが「常識」として内面化しているものの中にこそ存在していることに気付かされます。
「満員電車に乗らないといけない」、「家は通勤圏に1戸しか持たない(借りない)」という誰もがなんとなく当たり前だと思っていることが、単なる「思い込み」でしかないのでは?誰かが作った常識を疑って、制約を取り払ったところに実現する自分のライフスタイルを思い描いてみる。ノマドワークを実践するための「制約のない生き方」の前提がそこにあるのではないかと感じました。
本書では、「時間」「場所」「人間関係」「お金」「働き方」「服装」「思考」という7つの制約から自由になるための(1)覚悟・考え方(2)スキル(3)やり方・実践方法を順序立てて紹介しています。
外部からの負荷(やらされてる感)ではなく、自分の中から湧き上がるモチベーションに支えられて、内部からの強制力で駆り立てられていくことが、こうした制約を打ち破るために欠かせないということが伝わってきます。
自分の目標やゴールを実現するために、自分で負荷をかけていくこと。それは、外部からの負荷によって動くのとは、まったく別の結果をもたらすことが説得力を持って語られています。
若い頃に、単身アメリカに留学をして、その後に数々の成功を収めてきた著者が実践をしてきたことが書かれているだけに、読む側に迫ってくるものがあります。今では、本田氏は1年の半分ずつをハワイと東京で過ごす「ディアルライフ」を実践中です。まさに、場所という制約にとらわれない「ノマド」なライフスタイルと言えるでしょう。
20代向けに書かれた本ですが、これからノマドワークを実現したいと考えている30代の中堅が読んでも色々参考になるのではないでしょうか。
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【目次】
第1章 7つの制約にしばられない生き方とは?
- 何も制約がなければ、あなたはどんなライフスタイルを送っているのか?
- 具体的に書いてみる
- 制約されないメリットとは?
- どうやったらしばられない生き方ができるか?
- 誰でもできる
- 会社・仕事選びも重要
- しばられない生き方のためにいま足りないことは?
第2章 必要な考え方は?
- 覚悟する・リスクを受け入れる
- すべてを得ることはできないので、捨てる物を決める
- ゴーイングコンサーン、継続していくことを考える
- 考え方をリセットしてみる
- いろいろな考え方や価値観を知る
- 柔軟性を持つ・決めつけない
- 他人と比べない
- 周りを気にしない
- 順番を間違えない
- 同時にいくつもの仕事をする
- お金を払ってでもやりたい仕事をする
- 自分から動く
第3章 必要なスキルは?
- タイムマネジメント力
- 検索力
- 営業力・パーソナルブランド力
- 右肩下がりのプランを立てる
- 素直力
- モバイルIT力
- お金の知識
- 自分で仕事をつくっていける力
- 流される力=ドリフト力
- 自分を知る
- メンタル力
- セルフモチベーション力
- 多読力
- 人間力
- 英語力=グローバルなコミュニケーション能力
- セルフマネジメント力
- コミュニケーション力・文章力・表現力
- カラダマネジメント力
- 工夫の仕方