通常、Eye-fiを購入して最初に設定をする際には、PCにカードを挿し込んで説明書通りに進めれば問題なく進行します。Eye-fi Centerという管理用のソフトが、自動的にインストールされる仕組みです。
ただし、私の場合はすでにPCにEye-fi Centerがインストールされていたため、管理するEye-fiカードを追加するという作業が必要になります。Eye-fi Centerは、自分が持っているEye-fiカードを登録して利用します。カードごとに設定が異なるケースが多いので(どこのオンラインサービスにアップするか、どんなタグをつけてアップするかなど)、とても便利な仕様になっています。
(1)Eye-fiを挿し込む
↑パッケージからEye-fiを取り出します。カードはアダプタに収められていますが、そのままUSBポートに接続します。
(2)Eye-fi Center起動する
↑まだEye-fi Centerをインストールしていない新規ユーザーの場合は、この状態で自動的にEye-fi Centerのインストールが始まります。
しかし、私の場合は、すでにそれが入っているので、セットアップしようとすると「すでにインストールされてますよ」的なエラーメッセージが表示されます。
そこで、そのステップを飛ばして、インストール済みのEye-fi Centerを立ち上げます。しばらくすると、上記のようなメッセージが表示されます。
↑私の場合、すでにEye-fiのアカウントを持っているので「このアカウントに追加する」をクリックします。
(3)Eye-fiの設定
ここでようやくEye-fiの設定が始まります。
写真や動画はどのオンラインサービスにアップするのか、どのローカルフォルダにアップするのかなど、詳細をここで指定します。
↑Eye-fiは自宅の無線LANなどに接続をします。その際、カードに接続する先をあらかじめ指定しておかなければなりません(無線LANがあればどこからでもアップできるわけではないのです)。ここでは、どこに接続するかを選択します。パスワードがかかっている場合には、それを入力しないといけないので、あらかじめ用意しておきましょう。
↑Eye-fi Viewとは、Eye-fiが提供するオンラインストレージのこと。無料で7日間画像を保存してくれます。もし、画像が飛んでしまった時などに復元するのに使えそうです。とりあえず、有効にしてみました。
↑写真をアップするオンラインフォトストレージを選択します。ここではflickr、picassa、mixiが表示されていますが、この他にもEvernote、Facebookなど沢山のサービスを設定することができます。ただし、同時に複数のサービスにアップすることはできません。私はFlickrを利用しているので、ここもそれを選択しました。
↑動画のアップ先を選択します。私はFlickrを利用していますが、Youtubeなどもアップ先として選択することもできます。その場合は「新しいオンラインサービスを追加します。」をクリックします。
(4)Eye-fiでテスト転送
↑ここでは実際にEye-fiをカメラに入れて、テスト転送するよう求められます。ここでEye-fiをアダプターから引っこ抜いて、利用するカメラに入れましょう。そして撮影。
↑設定がうまくいったらこんな感じに撮影した写真が表示されます。うまくいかない場合は、一度デジカメの電源をOffにして、再度入れなおしてみてください。経験上、それでうまくいくことも多いです。
撮影した写真が手間をかけずに転送される感動の瞬間です。
↑Flickrに見に行くと写真がアップされています。
Eye-fi Centerでは、その他にもアップ時のタグの指定や、PC転送時のフォルダ名の指定など詳細な設定ができます。私が購入したExplore x2はジオタグ(緯度経度の情報)を付けることができます。ただし、私の場合、それは必要ではないのでEye-fi Centerで無効にしています。
(5)EOS 60Dの「Eye-fi設定」
↑EOS 60DはEye-fiをデフォルトでサポートしています。カメラの設定画面には「Eye-fi設定」があり、そこで通信を「する・しない」の選択ができます。また、通信時には通信を知らせるアイコンが表示されたりします。Eye-fi Centerであらかじめ設定しておけば、カメラ側での特別な設定はもちろん必要ありません。
今回ご紹介した方法は、すでにEye-fiを保有しているケースではありますが、設定自体はとても簡単です。Eye-fi Centerのインストール、転送先の設定、その他、カスタマイズもろもろをやっても30分~1時間程度で終了します。一度設定してしまえば、その後の作業が軽減することを考えればすごく効率的だと思います。