先日の記事でGoogle Chromeを使った日経新聞の電子スクラップ術をご紹介しました。
最近ではChromeの拡張機能も増えてきて、利用の幅が広がってきた印象があります。
今回はChromeでコピーした文字をプレーンなテキストで貼り付けられる「Auto Copy」という拡張機能をご紹介します。しかも、コピーをするには文字をなぞるだけ。わざわざCtrl + [c]を押さなくてもOKという優れものです。
Auto Copy
https://chrome.google.com/extensions/detail/bijpdibkloghppkbmhcklkogpjaenfkg
ウェブサイトの文字をOfficeソフトやGoogle Docsなどにコピペすると、書式までそのまま貼りついてしまうケースがよくありますよね。フォントサイズや文字色がそのまま引き継がれて、おまけにリンクまでひっついてきたという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
先日、Google Chromeのバージョンアップで、Crtl + Shift + [v]を使うと書式なしの貼付けができる機能が付きました。しかし、この機能は残念ながらChrome上でしか利用できません。Chromeで貼りつけた文字を、Officeソフトなど、別のアプリケーションを使ってペーストしても、これまでどおり書式が引き継がれてしまうんです。
この厄介な問題を解決してくれるのが「Auto Copy」です。
Auto Copyは、コピーをする段階で書式を省いてくれるので、どのアプリケーションでもプレーンなテキストとして貼り付けができます。
Microsoft Wordに貼りつけた際の比較をしてみました。
↑貼りつけたい文章をこのようになぞって範囲指定
↑普通は元の書式がそのまま張り付けられてしまう
↑Auto Copyを使うとこんな感じで、書式なしのテキストとして貼付けできる
Auto Copyの設定はとってもシンプル
↑Auto Copyをインストールします。
↑拡張機能をインストールしてもアイコンは表示されないので、「ツール」>「拡張機能」>「オプション」をクリックして設定画面へ
↑「Copy as plain text (Due to an issue in Chrome 6 this option must be enabled)」にチェックが入っていればOK 。Chrome6.0以降は自動的にチェックが入るようです。
また、テキストボックに入力された文字も「なぞっただけでコピー」の対象にしたい場合は、「Enable in text boxes 」にチェックを入れます。見ているウェブページのURLをコピーして、メールで送りたい場合などに使えます。アドレスバーに表示されているURLをなぞるだけ。Ctrl + [c]をすることなくコピーできます。
そして、コピーしたテキストと一緒に、ページのURLも一緒に貼り付けたいなら「Include URL (Note: this option requries copy as plain text) 」にチェック。ブログで引用するときに、URLもまとめて貼りつけたい時に使えそうです(が、使ってません)。
Chromeの新機能で書式なしの貼付けはできるようになりましが、Auto Copyの「なぞるだけでコピー」は新機能を一歩も二歩も先に行ってる印象です。ただし、無意識のうちに文字をなぞってしまって、貼りつけたかった文章がどこかに行ってしまったということのないように・・・