できるポケット+ Evernote 活用編 コグレマサト いしたにまさき 堀正岳 できるシリーズ編集部 インプレスジャパン 2010-06-18 売り上げランキング : 1060 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
さっそくPDFで先行購入してみました。
PDF版は600円(紙版は1260円)で、インプレスのサイトで購入できます。
Evernoteの基本編だった前作から発展して、今回は実際の活用ケースを紹介してくれています。
少し使い始めた人が、さらにステップアップするためのアイデアが盛り込まれています。
通称「黒本」は、日常生活の中でEvernoteを利用するイメージが具体的に紹介されているのが特徴です。私も2年前に初めてEvernoteを利用して以来、今では知的生産のための欠かせないツールになっています。堀さんがブログの中で「Evernote はライフスタイル・サービス」と定義していますが、私も当にそのとおりだと思います。
私の場合、様々なノートを活用するよりも、1冊のノートに何でも書き込むタイプでした。
Evernoteは、記事のスクラップから日常の買物リストなど、日常生活のあらゆる次元で活用できるシステム手帳と言えるのではないでしょうか。
今回はこの本をPDFで購入して早速iPadでもち運んでみました。
こういうアイデアが詰め込まれた本こそ、電子書籍として持ち運ぶのにふさわしいですね。
↑iPadアプリ「i文庫HD」で閲覧してみました。
iTunes経由でiPadに転送。本棚に配置しました。(本当はもっと本棚をきれいに配列しないといけないのですが・・・)
↑i文庫HDで右開き設定をするのを忘れずに。
↑こんな感じで指でページがめくれます。
PDF版は通常サイズ23MBと、Evernoteに転送しやすい簡易版6MBが同梱されています。画像をくっきり見たい人は通常版がおすすめです。簡易版でもフォントはきれいに表示されます。
実際に活用のヒントが紹介されているので、利用するイメージが具体的に湧いてきます。
すでに取り入れているものもありましたが、個人的にはAnalyticsレポート⇒Evernoteとか、さっそく取り入れてみたいものがいくつもありました。
「こんな使い方があったのか!」とか、「こうすれば良かったんだね」的な発見があったのは収穫でした。
最近はクラウド技術を「使いこなす」という視点から書かれたものが増えてきました。
本作は「使いこなす」を通り越して、「当たり前のもの」、一種の空気のように利用するイメージに近づけるような気がしました。
何かを本当に使いこなしている状態とは、その次元に到達したときにはじめてそう言えるのかもしれません。これまでのノートやメモ帳と同じような感覚で、クラウドを利用する一歩を踏み出すのに最適な一冊です。