目的はとにかく書くこと。知りたいこと or 知らなければならないことをマスターするには、(1)現状を把握して(2)自分の言葉でまとめることが最も効果的と考えているためです。
レビューのまとめ方については別の機会にまとめるとして、今回はスクラップした情報をEvernoteに効率的に集約する方法を紹介します。
Evernoteに集約すると言っても、決して難しいことはしません。それはiPhoneアプリで撮影して、ひたすらEvernoteにアップするという単純な方法です。
最近はScanSnapなどのドキュメントスキャナーを使いこなす人が増えましたが、小さな新聞記事をわざわざスキャナーに通すのは面倒ですし、なにより非効率です。無駄を省くためにやっていることが、余計な仕事を増やすハメになりかねません。
目的はあくまでも「最小限の時間と手間で、最大限の効果を引き出す」ことにあったはずなのに・・・
そこで今回は、iPhone1台で、どんな人でもいますぐできる電子スクラップ術をご紹介します。
iPhoneからEvernote簡単転送手順
(1)Evernoteアプリを起動して「スナップショット」を選択します。
(2)写真を取ったら「使用」をクリックします。このとき手ぶれしていないか確認しましょう。ファイルをサーバに送信したらiPhoneでの作業は終了です。
(3)Evernoteデスクトップアプリを起動します。同期すると撮影した画像が表示されますので、後で検索しやすいようにタイトルとタグを入力します。私はタイトルに「新聞記事の見出し+新聞名+日付」 とつけるようにしています。
新聞記事には見出しや小見出しなど、いくつもの見出しが存在しています。タイトルには自分の目を引いた文言を入れればOKで、必ずしもメインの見出しにこだわる必要はありません。後で検索するときにフックになるよう工夫します。
(4)ノートブック「新聞記事」に転送
私の場合、「新聞記事」というノートブックを作成して、ドラッグ&ドロップで放り込むようにしています。ノートブックとはカテゴリーのことで、色々なファイルをEvernoteに放り込んでいる場合には、大まかにカテゴライズしておくと便利です。
万が一、写真が逆さまになってしまったり、暗すぎて見づらいなどの場合には、Windowsフォトギャラリーで写真を補正することができます。Evernoteのデスクトップアプリのデフォルト設定では、画像をクリックするとWindowsフォトギャラリーが起動するようになっています。Windowsフォトギャラリーでは「露出の調整」「色の調整」「画像のトリミング」が可能です。高度な編集はできませんが、新聞記事であればこの程度で十分でしょう。
昔はスクラップというと、カッターナイフ、糊、カットした記事を貼り付ける台紙が必要でした。それが今では瞬時に片手で行える作業に変わっています。
作業にかかる時間と手間から解放された分、考えることにより多くの時間を費やすことができるわけですね。
Evernoteを使ったデジタルスクラップは、それ自体が最終の目的ではありません。最終の目的を達成するため、まずは「いつでもどこでも」参照できる自分だけのデータベースを構築するという準備段階です。
スクラップを活かす方法は追ってまとめ書きしたいと思います。